基礎の知識を得られる勉強会・外部セミナー
資格を取得した時点では看護師になるための土台があるだけの状態であるため、看護師としてのスタートを切っただけに過ぎません。看護師として活躍していくためには資格を取得した後に、現場でどのような知識や技術を高めていくかが大切です。
自分で学ぶことを考えたら
現場で必要とする知識や技術を理解すれば、次はその知識や技術を高めていくことが求められます。そこで、外部セミナーや病院の勉強会を使って自分の現場で必要とする知識や技術を高めていくことができます。これらは仕事ではなく自己学習となります。業務を行っていくと必ずわからないことや疑問に思うことが出てきます。手持ちの参考書であったり、インターネットを駆使して調べるかと思いますが、すべての知識をこれらで補うととても膨大な量ですのでとても難しいです。そのため、自己学習としてセミナーや病院の勉強会に参加して有意義なものにすることをおすすめします。
病院の勉強会
病院の勉強会は最も身近で参加しやすいものになります。病院の勉強会ではどの部署でも共通して使えることができ、身につけておくべき内容が多く取り扱われているはずです。積極的に参加することで、自分だけでは理解に時間がかかってしまうものを短時間で理解することが出来ます。また、自分が所属している部署が開く勉強会はまさに現場で使われる専門的な知識や技術を教えてくれる場となります。その専門領域での基本的な知識から応用内容まで使えるものを多く学ぶことが出来るはずです。
しかし、全ての勉強会に参加しようと思うと膨大な時間を使ってしまいますし、通常業務に支障が出るほどの負担がかかってしまうこともあるので、自分が学ぶ必要を感じているものなどに絞って参加することが大切です。
外部セミナー
外部のセミナーには日本看護協会が行っているセミナーなどがあります。基本的な内容から専門性のかなり高いものまで取り扱っています。そして、外部セミナーに参加する魅力に、他の施設から参加している看護師の存在があります。外部セミナーでは自分が勤める施設以外からも参加されている看護師がいるので、その看護師と交流を持つことが出来ます。そして、他の施設ではどのような対応がなされているのかといったことを知ることができます。
自分が勤めている場所での看護は、他の施設からすると必ずしも正解であるとは限りません。そのため1つの事象をとっても様々な対応があることを再認識することで、視野が狭くなってしまうことを避けることにも役立ちます。
